空飛ぶ宝石ギンヤンマ
子供のころ、よくヤゴを捕まえにいきました。
7月ごろ、そろそろ羽化するだろうと楽しみにしていたところ、うっかり水槽に木を入れるのを忘れていたのです。
私の知らないうちに水面で羽化が始まったのでしょう。
見事に美しい姿の雄のギンヤンマが、羽を広げて息絶えていました。
つかまる場所もなく苦しい思いをしたに違いない。
そのときの罪の意識、だから私はギンヤンマなのです。
あの姿が今でも頭からはなれません。
昆虫は、私のことを楽しませてくれるのに、驚かせたり、苦しい思いをさせたり死なせたり・・・
自然の中で一生を過ごすのが幸せだとわかっていながら、だけどやっぱり昆虫と過ごしたい。
私のエゴとわかっていますが



